楽しみな冬釣 [山女魚と息子]
ポロ、ポローー、携帯が鳴る、「オーイ、デカイノーー」の連絡、で 私は彼(息子)に連絡
村さん、お前の後、河畔林を超えるといるので、サポートしろーーー、と伝え
私も、村さんの処へ、 雪の中を急ぐ、 で 其処には、綺麗なレインボー
やったねーー 村さん、処で、サイズはーーー?
村さん、一言、 RIKIのやつ、スケール当てる前に、
おじさん、計測する必要無し!!! と 言って、其処にホッテ有るはーー!!
そんで、サツサと又もどったわー!!!。 あいつめーーー!!!
で、私が計測、46cmの立派な レインボー虹鱒。 良かったしよーー!!
川岸を走る小高い道路からは、ドライブ途中の、少年が
自然との格闘のやり取りを 感激 !! パチパチと拍手!!。
村さん、一言 アイツは、もうーー、釣深道を極めたんだーーー!!
今は、懐かしい 彼と我ら3人大人が歩んで来た、”約束の触れ合い”が
私、村さん、に!!!
RIKI---、引き上げるぞーー、 解ったーー、親爺連中は其のまま下れーー
俺は 後から 確認しながら、下るよーーー!!
真冬の宝石 [山女魚と息子]
1/3 大雪の川辺、 深雪を踏み、 2人で 釣行、寒い日中、
毎年、恒例の新年、初釣、 今はお互いに、 無言
ただ、此の年の、”大きな約束”を 確認する雪の中の釣、
ラッセルの音は深雪に吸い込まれ、息音が寒気の中で!!
オーーイ、何匹いったーー。 うーーんーー2匹!!
そして、”真冬の宝石” 。今年も自然は私達に
大きな約束
ドリーバーデン
おとう、帰るぞーー、 おうーー、そうしよーー!!
一年生の終り、春休み [山女魚と息子]
滝ノ上の近く、渚骨川支流、立牛川、1985年3月。
30年前、彼は、小学1年生から 2年生に成る 春休み
立牛は、旭川から 3時間程、 浮島峠を経由滝ノ上町を経て
現地には、 朝7時頃 到着、ですから、旭川は午前4時に出発と。
ヘッドライトに照らされる路面は、ただ 真白な路盤、サイドミラーには
吹上げられた、 粉雪が もうもう と流れ エンジン音もまるで 子守唄。
“父さん 今日は キツネ 出ないねーー” “ウン、 出ないなーー”
“出ると 良いのにねーー だってさー キツネやリスに会うとーー”
山女魚 釣れる もんねーー!!。
そうなんです、 不思議と 道行の中で 動物に遭遇すると
其の日は 幸運に恵まれ、山女魚が 釣れるんです。
太陽はもう 天頂、 “今日は これまで!!” “父さん 何匹”
”僕は これだけ” と言って 魚籠 の中を私に見せます。
“ありゃーー 凄いっしょーー” 元気な山女魚が 数匹
山は 無音、まったく 全ての音を吸い込み 辺りは光がキラキラ
“理樹やーー、元気な お魚、有難うだなーー”
“うん 又 此の次も お願いします で、オトウ帰ろうーー!!”
お母さんの待つ旭川へ !!!。