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一年生の終り、春休み [山女魚と息子]

   滝ノ上の近く、渚骨川支流、立牛川、1985年3月。
  30年前、彼は、小学1年生から 2年生に成る 春休み
  立牛は、旭川から 3時間程、  浮島峠を経由滝ノ上町を経て
  現地には、 朝7時頃 到着、ですから、旭川は午前4時に出発と。
  
   
 
ヘッドライトに照らされる路面は、ただ 真白な路盤、サイドミラーには
吹上げられた、 粉雪が もうもう と流れ エンジン音もまるで 子守唄。
“父さん 今日は キツネ 出ないねーー”  “ウン、 出ないなーー”
“出ると 良いのにねーー だってさー キツネやリスに会うとーー”
   山女魚 釣れる もんねーー!!。
そうなんです、 不思議と 道行の中で 動物に遭遇すると
  其の日は 幸運に恵まれ、山女魚が 釣れるんです。
太陽はもう 天頂、  “今日は これまで!!”  “父さん 何匹”
  ”僕は これだけ” と言って 魚籠 の中を私に見せます。
“ありゃーー  凄いっしょーー”  元気な山女魚が 数匹

山は 無音、まったく 全ての音を吸い込み 辺りは光がキラキラ
“理樹やーー、元気な お魚、有難うだなーー”
“うん 又 此の次も お願いします で、オトウ帰ろうーー!!”
     お母さんの待つ旭川へ  !!!。

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